日記

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年度

1989

内容

1989年9月7日から11月22日までの日記。ウィーンでの「Oni 1」公演後の記述から始まり、12月細川周平への手紙で終わる。アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言1930 第二の宣言』からの抜粋、『悪の意味ーエミリ・ブロンテ』(1957 G.バタイユ)からの抜粋、西谷修『〈不安〉から〈無気味なもの〉へ』からの抜粋、などが記載されている。10月8日「バタイユを読むスリル、よろこび、『性的人間』(平凡社)に収められたエミリ・ブロンテ論。これは高3時にはじめてバタイユの評論に接して感動したものだ。その後『文学と悪』は手に入らず。20年ぶりに読んでスリリングだ。強烈な 単純さ 余りにも 肉体は遠い というのは 喪失した幼児期への とどかぬ ノスタルジーの詣か(日記より抜粋)」「バタイユ読後 Textをジュネーブの写真家Jesusu Morenoの為に書く。<死・踏>と書こうとするが、思うに、踏む度に復た 生きてしまうのだ。(一部抜粋)」