アンチ・ダンスとドゥルーズ
Shyでの討議から成立した論集『アンチ・ダンス』を踏み台に、それを「踏みはずす」思想のダンスを追求します。ドゥルーズ生誕99年でもあり、室伏鴻の愛読したドゥルーズにちなむ語り、対話が続きます。
「アンチ・ダンス」は終わらない
11月16日(土) 16:00〜
越智雄磨「アンチ・ダンスとしての『春の祭典』:ニジンスキーから室伏へ」(仮)
竹重伸一「Space, Axis, Breathing」(仮)
髙山花子「ブランショのpasについて:踏み外し、そして〈外〉」(仮)
ドゥルーズ99
11月23日(土)17:00〜
丹生谷貴志「未定」
宇野邦一「恥辱と栄光」
トークセッション
丹生谷貴志×宇野邦一
11月24日(日) 17:00〜
堀千晶「身体記憶の地層学(「あの山を見たまえ、むかしあそこは炎だったのだ」)」
築地正明「ドゥルーズ哲学における非有機的〈生〉と時間」
会場
室伏鴻アーカイブShy
参加費
1,500円 (1日、ドリンク付)
お問合せ・お申込み
k_kunst_watanabe@yahoo.co.jp
080-5538-6407(渡辺)
Profile
越智雄磨
Yuma Ochi東京都立大学人文社会学部准教授(舞台芸術研究、身体論)。著書に『コンテンポラリー・ダンスの現在 ノン・ダンス以後の地平』(国書刊行会、2020 年)、論文に「Antibody としてのダンスーコンタクトゴンゾ『訓練されていない素人のための振付コンセプト』をめぐって」(『舞踊学、2020 年』)などがある。
竹重伸一
Shinichi Takeshigeダンス批評家。著書に、『アンチ・ダンス 無為のコレオグラフィー』(共著、水声社、2024年)。「テルプシコール通信」「DANCEART」「図書新聞」「シアターアーツ」等にダンス・演劇・美術評を寄稿。現在、「テルプシコール通信」にダンス論『来るべきダンスのために』を連載中。
髙山花子
Hanako Takayama髙山花子 東京大学東アジア藝文書院(EAA)特任講師。専門はフランス思想。著書に『鳥の歌、テクストの森』(春秋社、2022年)、『モーリス・ブランショ——レシの思想』(水声社、2021年)、訳書にジャック・ランシエール『詩の畝』(法政大学出版局、2024年)がある。
丹生谷貴志
Takashi Nibuya1954年生まれ。東京芸術大学武術学部芸術学科卒業。同大大学院美術研究科西洋美術史修了。元・神戸市外国語大学外国語学部教授。著書に『光の国』(朝日出版社)、『砂漠の小舟』(筑摩書房)、『〈真理〉への勇気 現代作家たちの闘いの轟き』『ドゥルーズ・映画・フーコー』(青土社)、『死体は窓から投げ捨てよ』、『死者の挨拶で夜がはじまる』、『家事と城砦』、(河出書房新社)など。翻訳書に、シェフェール『映画を見に行く普通の男 映画の夜と戦争』(現代思潮新社)などがある。
宇野邦一
Kuniichi Unoフランス文学者・批評家・前立教大学映像身体学科教授。身体論、身体哲学を焦点としながらエセーを書き続けている。著書に『アルトー 思考と身体』(白水社)、『土方巽』(みすず書房)、『ベケットのほうへ』(五柳書院)、『非有機的生』(講談社)、『パガニスム』(青土社)、訳書にドゥルーズ/ガタリ『アンチ・オイディプス』、アルトー『神の裁きと訣別するため』(河出文庫)、ドゥルーズ『フーコー』『襞』『フランシス・ベーコン』、ベケット『モロイ』『どんなふう』(河出書房新社)などがある。
築地正明
Masaaki Tsukiji批評。1981年福岡県生まれ。高校三年間をニュージーランドへ留学し、現地の高校を卒業後、武蔵野美術大学に入学。一年間イギリスへ交換留学の後、武蔵野美術大学大学院博士課程満期退学。現在、大学非常勤講師。主な作品に『わたしたちがこの世界を信じる理由 『シネマ』からのドゥルーズ入門』河出書房新社(2019年)、『古井由吉 永劫回帰の倫理』月曜社(2022年)、共著に『ドゥルーズ没後20年 新たなる転回』河出書房新社(2015年)、『映像と文化』幻冬舎(2016年)、『古井由吉 文学の奇蹟』河出書房新社(2020年)、ほか共編書に、古井由吉エッセイ撰『私のエッセイズム』同前(2021年)など。
堀千晶
Chiaki Hori仏文学者。著書に『ドゥルーズ 思考の生態学』(月曜社)、『ドゥルーズ キーワード89』(共著、せりか書房)、訳書にジル・ドゥルーズ『ザッヘル゠マゾッホ紹介』(河出文庫)、ロベール・パンジェ『パッサカリア』(水声社)、ダヴィッド・ラプジャード『ちいさな生存の美学』(月曜社)など。