日記

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年度

1989

内容

5月1日から5月22日の日記。草薙うらら〈MAYU-KA〉(室伏鴻振付・演出)に関する反省と演出・振付家としての責任についての記述。「眠られず レイチャールズを聴きながら宇野邦一の『混成系』をパラパラめくる。慰めである。薬物を塗った目でかすめながら二、三行。ほっとするのだ。」、「死にみちて たえず 死に浸されている処から 時間が 補助子となり われわれの ことばの成立する 時と場所を われわれに提供する」(以上5月1日の日記より)、「あまりにも長い私の生を」(『室伏鴻集成』掲載)「行きつく果てのない 放浪 虫けらの美学 / 天使の光学 / 流れ者の美学 / 流れ物の美学漂流物の 「エパーヴ」」(5月17日 デュッセルドルフにて)「Janis, Jimi Hendrix, Doors, Lou Reed, Andy WarholeXXX,  Hijikata, Malylyn Monroa グラフティ。 レトロが終わって? 天使についての語りがもう一度。エロスのディメンションを移して ふたたび ベンヤミンについて、フーコーについて語り出し、(Mishima?)さて 私は 未だ旅行中である。(後略)」(5月22日日記より一部抜粋)フランシス、西川氏、加藤氏、中原蒼二氏、宇野邦一氏、麿赤兒氏、細川周平氏、実家、八木中栄氏への手紙の下書き。