日記

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年度

1991

内容

3月4日から4月16日までの日記。「4日、5日 澁澤龍彦とポストモダンの哲学を読む。渋澤さんの本はやはり面白いので読んでしまうのだ。ことさら、「人形」にこだわらずとも良いのに、と思うのだが。渋澤氏を読んだ後に、ポストモダンについての評論を読むこと。自分が属する時代思潮についてどうしたって考えざるを得ない。・・・・・・」(3月6日の日記より抜粋)。「踊り手の漂流する体はいかなる国境も、文化も、言語も、統御されない外部性を生きている。踊り手、それは外部の生き物だ。伝統の、同一性の手の平からはみ出した劇場なのだ。漂流する踊り手の肉体は、いかなる国境も文化も言語も横断してそれらのどれにも帰属しない別の流れを」(Quiet Soundについての記述、4月16日の日記より抜粋)。「顔のない顔 声なき声 耳の無い耳 歌のない歌 場所のない場所 はだしでいく あしも流れ カカトは往きすぎ 砂も流れる → 砂漠 すべての形は崩折れ 次の、終わりのない 移り行き そして 遭 遇 輝ける 偶然の Monolith  pour naissance. pour viyage 旅のはじまり 終わりのない旅」などquiet Sandの創作メモ多数あり。