En

1985

Nos chairs sont d’une fluctuation infinie.
Sans nous enfermer à l’intérieur de la frontière,
elles nous ouvrent infiniment vers le dehors.
Elles sont des commencements
Toujours errantes et inachevées

        In-between
        Entre deux

Entre la conscience et la chair,
la vie et la mort,
la douleur et le plaisir,
l’humain et l’inhumain,
se trouve une balance élégante
qui continue à peine les errements.

1985
室伏鴻

Description

4月にパリでやるのは、お客さんと踊る自分、踊る自分を見ている自分、それらの距離の間にもうひとりの作者を挿入することで、そういった距離、関係に踊らされるってところを目指したいと思っているんですが。パフォーマンスは14日間あって、なぜか9人のアーティストを選んで、ニューヨークの小杉武久さんからはオリジナルテープと行為の指示、中西夏之氏からは彼のデッサン帖からの任意の引用、クレプスキュール(註:ネオ・アコースティック系の先駆をなすベルギーの音楽レーベル)のピアニスト、ヴィム・メルテンスとは即興的デュオを二晩、土方さんにもお会いしまして、いくつか対話とも指示ともとれるものをいただきましたが、ほかに松浦寿輝、細川周平、後藤治、小沢秋広、カルロッタ池田との関わりのなかで多量の組み合わせを作ってみます。確実な演技や主体的な行為でなくて、逆に自分を攪乱させてしまう。そのことで客と場所をも攪乱するというのかしら。つまり、あるめまい、めまぐるしさと、とらえどころのなさのほうへ逸れていく、すり抜けていくという状態で踊るってことなんです。

室伏鴻 宇野邦一氏との対談より

本プログラムの中で即興的に踊られた「EN」はその後一つのソロ作品として 踊り継いでいかれることとなった。

All works

EN

EN

1989
EN|Ephémère

EN、Ephémère

1988
EN

EN

1985
EN 1985