2013
2013年にプロデュースしたフェスティバル「〈外〉の千夜一夜」で芥正彦との共演のために振り付けた作品。
アントナン・アルトーの亡霊も この傍らに立っている
首から注射器をぶらさげて
供犠の釘を自ら己の身体に打ち込むみたいにして。
タマユラの 非キリスト教の 魔術的言語によって、彼の言語にさらに亀裂を走らせるために──
アルトーの戦いへの共感とともに 私は踊り始めた。
私のミイラの踊りもまた、私の身体と言語の裂け目をえぐり、むき出しにしてみることだった。
死と生の境い目で、踊りからはぐれてしまった身体の踊りを発明する事だった。
室伏鴻 1999年 メモより