1974
土方巽の元に集う面々が集団生活を送るにあたり、経済的基盤をなしたのがキャバレーを中心とするショー活動であり、大駱駝艦もそれを継承する。オリエンタル志向に彩られ、金粉を身にまとうなどして展開されたショーは、単なる糧を超え、本舞台にも多くのアイデアを供給した。
付き人をやってから、目黒のアスベスト館に住むようになりました。実際には、土方さんから稽古つけられたことなどほとんどなくて、最初はキャバレーです。私の先生は玉野黄市氏ですよ。最初にニジンスキーの格好を覚えさせられた。夜中に帰ってくると、『裸になって弓引いてくれる』(笑)。やってみると、『それでいいんだ、それで』。あとは酒飲んでる感じ。“ブラック・ローズ”と言うんですよ。新人の女の子が真ん中にいて、男二人で支えているみたい、な。エロっぽいアダジオ。浜松にあった金馬車ミュージックというストリップ小屋がデビューです。…(中略)…だからショーでおどりを仕込んだ。
室伏・談
(Y.O)