Ritournelle
2015
2013年、ImPulstanz Intenational Dance Festival レジデンシー作品。
触れること、〈野蛮な繊細さ〉で空間と時間に触れること、触発し触発されること・・・そうして空間と時間を〈再構成〉し続けること。リトルネロ、領土化と脱・領土化(「動物と人間の〈あいだのもの〉になること」「知覚しえぬものになること」もそこに含まれる)、その反復・リフレインとともに絶えず移動し・生成変化すること。私のカラダが触れているステージのフロアには、同時に観客も触れている・・・私の爪が引っ掻いている壁は、同時に観客の爪が引っ掻く。そうして空間と時間は、誰のものでもない〈外〉のものとして成立するのだ。
室伏鴻 2013年 日記より