1985
カフカについて、あるいはヴァルター・ベンヤミンやアドルノなどドイツ語圏の作家・批評家について、室伏が話題のテーブルに乗せた記憶はないけれど、例によってびっしり傍線が引かれたカフカの日記だけは稽古場にあって、覗いてみたことがあった。「独身者は瞬間しかしらない」「鳥籠が鳥を探しにいった」等々。その後はジル・ドゥルーズのカフカについての考察を深く読み込んだ形跡あり。 (Y.O)