2015年2月、室伏鴻はパリのラ・ヴィレットでの初演に向け「真夜中のニジンスキー」のクリエーションを開始していた。その直後、6月の室伏鴻の突然の死により作品が完成することはなかったが、私たちは彼の遺した創作に関するテクストから、その構想の片鱗を窺うことができる。そこでは、室伏の手記に繰り返し記された〈外〉 〈零度〉といった主題が、マラルメやニーチェの記した〈真夜中〉の思考に結ばれている。
5年が過ぎ、私たちはこの企画をもう一度動かすことにした。
これら〈真夜中〉を巡る思考は、現在の私たちに何をもたらすのだろうか。
第一部では、2019年に行なったシンポジウム『室伏鴻と「苛烈な無為」』の対話を継続し、第二部では、ベルナルド ・モンテを振付に迎え「真夜中のニジンスキー」のクリエーションを行う。
開催概要
主催
一般社団法人Ko&Edge
共同制作
Compagnie Mawguerite
助成
アーツカウンシル東京 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
Tokyo Tokyo FESTIVAL
後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
駐日ノルウェー大使館
駐日ギリシャ大使館
駐日ブラジル大使館/From Rio to Tokyo
在日メキシコ合衆国大使館
在日スペイン大使館
スペシャルサポート
ImPulsTanz Vienna International Dance Festival
クレジット
通訳
田村かのこ/Art Translators Collective
樅山智子/Art Translators Collective
相磯展子/Art Translators Collective
照明
中山奈美/Blind Lit
音響
牛島紀政(ショーイング)
加藤裕士(シンポジウム)
Web
中村泰之
チラシデザイン
纐纈友洋
チラシ翻訳
Vinci Ting, Morgan Drew