第二部

Showing & Discussion

「真夜中のニジンスキー」Working Process

4.23 Thu

19:00-21:00
[会場]北千住BUoY
  • Showing

    振付

    ベルナルド・モンテ

    音楽

    アラン・マエ

    ダンサー

    アナイス・ミッシェリン
    アレクサンドラ・ロゴフスカ
    ファニー・セージ
    イザスクン・トゥン
    ケビン・フラン
    オリバー・ティダ・ティダ
    セルジョ・サンカレ
    ホアナ・デル・マール
    田中美沙子

    Discussion

    國吉和子╳竹重伸一╳ベルナルド・モンテ

Infomation

  • 日時
    4.23[木]
    開場18:30|開演19:00
  • 会場
    北千住BUoY
    足立区千住仲町49-11
  • チケット
    [一般]
    前売り|2,500円、当日|2,800円
    [学生]
    前売り|2,000円、当日|2,500円

準備中

Mail|k_kunst_watanabe@yahoo.co.jp
Tel|080-5538-6407(渡辺)

Profile

ベルナルド・モンテ
Didier Olivré

ベルナルド・モンテ│Bernardo Montet

psychomotriciteを学んだ後、モーリス・ベジャールの創設したムードラ舞踊学校(ベルギー)でダンスを学ぶ。カトリーヌ・ディヴェレスの元で研鑽を積み、やがて大野一雄の元で舞踏を学ぶためにディヴェレスと共に来日、「踊る身体」と決別することとなる。1995 年から2000年までカトリーヌ・ディヴェレスと共にレンヌとブルターニュの国立振付センターで芸術監督を務めた後、Quartzのアソシエイト・アーティストとなり、Compagnie Mawgueriteを設立。2003年トゥールの国立振付センター芸術監督となる。2012年、Compagnie Mawgueriteの芸術監督となり、ブルターニュのSE/cW project 、映画館を結ぶプラットフォームThe Salamander、劇団 l'Entresort、エレクトリック・ミュージック・アソシエーションWartなどとも活動を共にしている。

アラン・マエ

アラン・マエ│Alain Mahé

作曲家、即興演奏者、電気音響および電子音楽作曲者。ボヘム・デ・シックのグループを作り、以来ジャン・フランソワ・パブロス、カルロス・ジンガロ、パトリック・モラード等と共演。又カルロッタ・池田、室伏鴻をはじめ、ミケル・バルセロ、ジョゼフ・ナジ、ナン・ゴールディン等多くのダンサーとの共演がある。 ピエール・ムニエ及びダニエル・ジャンヌトーの作品で作曲を担当。Ultimo Roundの立上げに参加し、造形美術家のミシェル・キャロン、デザイナーのヴィンセント・フォーテンプスのために作曲、演奏するなど、多岐にわたる活動を展開する。

國吉和子

國吉和子│Kazuko Kuniyoshi

舞踊研究・評論。早稲田大学、明治学院大学等、非常勤講師。「舞姫の会」(土方巽研究)主宰。主著に『夢の衣裳、記憶の壺――舞踊とモダニズム』(新書館、2002)、編著に『見ることの距離――ダンスの軌跡1962~1996』市川雅遺稿集(新書館、2000)、主な論考に「『病める舞姫』試論――そして絶望的な憧憬」(『土方巽――言葉と身体をめぐって――』角川学芸出版、2011)、「暗黒舞踏登場前夜――戦後日本のモダンダンスと大野一雄」(『大野一雄・舞踏と生命』思潮社、2012)、「大野慶人のレクチャー・パフォーマンス《命の姿》について」(『老いと踊り』(勁草書房、2019)など。

竹重伸一

竹重伸一│Shinichi Takeshige

1965年生まれ。ダンス批評家。2006年より「テルプシコール通信」「DANCEART」「図書新聞」「舞踊年鑑」、劇評サイト「wonderland」「WL」等に寄稿。現在、テルプシコール通信にダンス論「来るべきダンスのために」を連載中。

Dialog

Kimiko(2019)
親愛なるBernardo、このプロジェクトはKoの遺した作品を完成させるためのものではありません。「真夜中のニジンスキー」という、新たな〈実験〉に挑戦してみたいと思っています

Bernardo(2020)
40年前に出会って以来、Koと私の道は幾度となく交叉し、再び「真夜中のニジンスキー」で出会うことになりました。その巡り合わせに、私は心を動かされています。 私はKoができたかもしれないことを続けるのではなく、このプロジェクトを私という存在、私自身の歴史に刻んでいきたいと思っています。そしてこの斬新でややクレイジーなプロジェクトには、長年のKoの旅の友であったアランと、そしてあなたの存在が不可欠なのです。

室伏鴻「無数のニジンスキーのために」 より(2014)
ダンスとは 絶えざる〈いま・ここ〉に身をさらすことだ。「詩は表現ではない」とは 1960年代の日本の詩誌「凶区」の同人 入沢康夫である。詩が 異邦のコトバで 〈書く〉であるなら それはコトバの〈死を生きる〉ことであるだろう。同様に「ダンスは表現ではない」。ダンス それは表現の死=〈零度〉に立つことなのだ。表現を超えて その絶えざる革新であり実験であり 別の 新たな生を生きること。その時 私の身体はすでに一つではない。私たちが踊るとき それは無数だ。
そして、真夜中の身体に「暗黒」に、零時という瞬間に、未だ名のない 非人称の身体が〈無数のニジンスキー〉が生れるだろう。

Ko Murobushi