2013
室伏鴻主催プロデュースによる6日間のイベント。
外の舞踏宣言
「暗黒舞踏」の実験は<賽の一振り>とともに始まった
そして半世紀、今更ながら、くりかえし、<外>へ、賽の一振りを投じなければならない。<外>とは?すでにいつでも われわれがそこにあり、ありつづけることの不可能な(予定形の)現在、「今、ここ」と指示した瞬間にすでに(変形し)過ぎ去っている<今・ここ>のとどまることの不可能性であり、そして、身体が、ダンスが、身を賭して立つ 人称なき人称の、場所なき場所=非・場(ルビ non lien)である。
フランスの哲学者、G/ドゥルーズが<反・実現>とよんだ無意味の上にかろうじて成立=反・成立する意味の外=変容であるだろう。
意味の、システムの束縛から身を解き放つこと──それは、自らを、身体を 永遠の現在の、反復と彷徨(さまよい)へとさらし、狂気や錯乱へと道をひらく
さて!
室伏鴻 日記より
*実際のタイトルは「外の舞踏宣言」「<外>の千夜一夜」となった。(渡辺注)