室伏鴻
室伏鴻集成
著:室伏鴻
編者:中原蒼二、鈴木創士、渡辺喜美子
装幀・AD:ミルキィ・イソベ
発行:2018年1月20日
刊行:河出書房新社
仕様:四六変形、456ページ
ISBN:978-4-309-27913-8|Cコード:0073
定価:6,600円(本体6,000円)
伝説の舞踏家は稀代の詩的・哲学的な文章家でもあった。残された手記を集成した苛烈で美しい詩と哲学にあふれた「肉体の思考」。かつてない思想家としての室伏を告げる奇蹟の書物。
──「編者あとがき」より
ひとりの舞踏家が舞踏の解放と苦しみを統覚しながら言葉をとおして自力で思考したこと、彼の身体が外に向かって現出させようとしたすべてのモチーフ、粉々になったガラスの切子面のようにキラキラした鋭い言葉と肉の断片、あるいは揮発してしまうかのような断片がそこにはあります。こんな風に室伏はどんなときも考え続けていたのです。稀有なことに、ご覧のとおり、彼は比類のない書き手でもあったわけですが、ひとりの書き手であるそんな彼の文章をそのままの形で紹介したいと編者たちは考えました。
目次
土方巽|木乃伊の舞踏──室伏鴻
1970
1980
1990
2000
2010
日記
2014年
2015年
インタビュー
細川周平|舞踏子守唄
山崎広太|混成の断面
解題
編者あとがき
略年譜
栞:麿赤兒、笠井叡、石井達朗、鴻英良、宇野邦一、丹生谷貴志、細川周平、安藤礼二
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出版社 書籍情報
日時:2018/01/20