第二部

Creation

「真夜中のニジンスキー」Working Process

舞台をフランスに移し、室伏鴻の盟友でもあった振付家ベルナルド・モンテ、
音楽家アラン・マエ、そしてダンサーによるリサーチ・クリエーションを行う。
セシル・フリードマンを映像監督に迎え、
映像作品「真夜中のニジンスキー Working process」を製作・配信する。

振付

ベルナルド・モンテ

音楽

アラン・マエ

ダンサー

セルジョ・サンカレ
イザスクン・インサウスティ
ソレイユ・コステル
アリソン・トマシ

映像監督

セシル・フリードマン

私の身体 それはすでに一つではない、
それは無数にある
そして真夜中に、零時という瞬間に
無数の組み合い、混成する身体たちによって
無数のニジンスキーが生まれるだろう!

室伏鴻

Profile

ベルナルド・モンテ
Didier Olivré

ベルナルド・モンテ│Bernardo Montet

psychomotriciteを学んだ後、モーリス・ベジャールの創設したムードラ舞踊学校(ベルギー)でダンスを学ぶ。カトリーヌ・ディヴェレスの元で研鑽を積み、やがて大野一雄の元で舞踏を学ぶためにディヴェレスと共に来日、「踊る身体」と決別することとなる。1995 年から2000年までカトリーヌ・ディヴェレスと共にレンヌとブルターニュの国立振付センターで芸術監督を務めた後、Quartzのアソシエイト・アーティストとなり、Compagnie Mawgueriteを設立。2003年トゥールの国立振付センター芸術監督となる。2012年、Compagnie Mawgueriteの芸術監督となり、ブルターニュのSE/cW project 、映画館を結ぶプラットフォームThe Salamander、劇団 l'Entresort、エレクトリック・ミュージック・アソシエーションWartなどとも活動を共にしている。

アラン・マエ

アラン・マエ│Alain Mahé

作曲家、即興演奏者、電気音響および電子音楽作曲者。ボヘム・デ・シックのグループを作り、以来ジャン・フランソワ・パブロス、カルロス・ジンガロ、パトリック・モラード等と共演。又カルロッタ・池田、室伏鴻をはじめ、ミケル・バルセロ、ジョゼフ・ナジ、ナン・ゴールディン等多くのダンサーとの共演がある。 ピエール・ムニエ及びダニエル・ジャンヌトーの作品で作曲を担当。Ultimo Roundの立上げに参加し、造形美術家のミシェル・キャロン、デザイナーのヴィンセント・フォーテンプスのために作曲、演奏するなど、多岐にわたる活動を展開する。

セルジョ ・サンカレ

セルジョ ・サンカレ│Sarjo Sankareh

ノルウェー・ダンス・カレッジにてダンスと教育学を学ぶ。
Jacob’s PillowダンスフェスティバルやAlvin Ailey Schoolなどで研鑽を積み、パリでの活動を経て、現在はノルウェーにて、ジャズ・モダンテクニック、ホートンテクニック、ストリートダンスなどを教えている。同時に各国で様々な振付家の作品に出演している。2015年、室伏鴻振付作品「真夜中のニジンスキー」のダンサー。

イザスクン・トゥン

イザスクン・トゥン│Izaskun Insausti

サラゴザ大学にて、物理(理学)療法を学ぶ。又、トゥルーズVMダンススタジオにてバレエとコンテンポラリーダンスを学ぶと同時に、ダンスアクロバティックハンドスタンド、演劇、ヒップホップ、モダン・ジャズなど多くの分野の教育を受ける。2013年ビアリッツ(バスク)インターナショナル・コンテンポラリーダンスコンテストにて金メダル受賞。2015年、室伏鴻振付作品「真夜中のニジンスキー」のダンサー。

ソレイユ・コステル

ソレイユ・コステル│Soleil Koster

1993年、パリ国立高等音楽院賞を受賞。オリヴィエ・デュボワ、AKYS プロジェクト、Désequilibre 、バレエ・プレルジョカージ、オハッド・ナハリン・アンサンブル・バットシェヴァ等、様々なカンパニー、振付家の元で研鑽を積む。1998年よりジャック・ガロとジャン・マス- 身体意識と動きに参加。

アリソン・トマシ

アリソン・トマシ│Alison Tomasi

幼い頃からダンスを始め、モンテカルロ「ニュージェネレーション」国際フェスティバルで、マリーホセビビアーニアカデミーの振付師ヴァネッサトリスタニと共にブロンズカップを獲得。 その後、ジェームズ・カーレス・コレオグラフィック・センターのコレオグラフィック・ラボで、ダンサー・パフォーマーとしてのトレーニング受ける。現在、キャバレー・ダンサーとして活動。

セシル・フリードマン

セシル・フリードマン│Cécile Friedmann

映画監督・写真家
パリ在住。2008年、Institut International de l’Image et du Son(パリ)を修了。2016年、最初の監督作品«Moippen Mama!»は、FIFFクレテイユ、フォト・サンジェルマン、BFIポンピドゥーセンター・モワ・ドゥ・ドキュメンタリーなどで上映され、ニューヨークのエブリ・ウィメン・ビエンナーレで最優秀映画賞を受賞。2018年、ビヨンセとジェイ・ZによるOn The Run Tour II(ヨーロッパ)にビ映像作家として参加。2020年9月、Mawguerite(Bernardo MONTET)、Radar(Benjamin Karim Bertrand)、Mandorle(François Chaignaud)などのダンスカンパニーとの協働作品が、オランジュリー美術館のウェブサイトとソーシャルメディアで公開される。
現代アートや映画などのプロジェクトで撮影監督としても活動すると同時に、映像監督としてジャンヌ・アディッド、マンスフィールド・ティア、ルーシー・アントゥネス、レオニー・ペルネなどとも作品を製作している。 写真家としてはChill Okuboとして活動。