オンラインプロジェクト「Nijinski à minuit 2021 真夜中のニジンスキー」は会期に伴い公開を終了いたしました。室伏鴻アーカイブ「Where is Ko?」では、今後も室伏鴻のダンスをめぐる資料を掲載し言説を発信していきます。

好評につき本サイトの会期を延長いたします。

ギリシャ系フランス人、バジル・ドガニス監督による『絶えざる変様／室伏鴻』を、「真夜中のニジンスキー」プロジェクトにて2日間の期間限定で無料配信します。

2006年から舞踏家・室伏鴻が急逝する2015年までの10年間、彼にカメラを向け続けたバジル・ドガニス。「ダンスについての映画というよりも、この映画そのものが一種のダンスである」と語る監督が、孤高の舞踏家の内面性までも捉えようとしたドキュメンタリー作品。シネマドゥリール2019選出。

関連テクスト公開中：
https://ko-murobushi.com/midnight/jp/symposium/lec_basile
https://ko-murobushi.com/midnight/en/symposium/lec_basile

バジル・ドガニス『絶えざる変様／室伏鴻』
原題：Altérations / Kô Murobushi
2019年／フランス／49分／日本語・英語字幕付
配信期間：2021年8月21日［土］18:00–8月23日［月］18:00〔視聴無料〕
URL：https://ko-murobushi.com/midnight/jp/symposium/lec_basile 

バジル・ドガニス
ギリシャ系フランス人哲学者、映像作家、シナリオ作家。フィクション短編2作品に続き、2018年には初の長編作品『Meltem』を撮り、2019年フランスで公開された。同年、室伏鴻を10年に渡って撮影したドキュメンタリーフィルム『絶えざる変様／室伏鴻』を完成させる。

室伏鴻がプロデュースした最後のイベント「〈外〉の千夜一夜」（横浜赤レンガ倉庫1号館、2013）の記録集を2020年10月に室伏鴻アーカイブより発行。

私たちは、室伏鴻が企んできた思考と対話の場を持続することにより、その延長線上に浮かんでくる様々な主題について今後も探求を続けたいと思っています。

記録集はオンラインで閲覧可能です。詳細は以下をご覧ください。

『〈外〉の千夜一夜』
https://ko-murobushi.com/activities/jpn/a016

このウェブサイトでは、室伏鴻の未完の作品「真夜中のニジンスキー」を起点にしたシンポジウム、ダイアローグ、クリエーションを配信予定です。7月18日以降、第一部Symposiumのレクチャー映像とテキストを順次公開します。なお、transitにて、2020年に本企画延期中に行われた、シンポジウムへ向けた対話をご覧いただけます。

このプロジェクトは、室伏が「痙攣」とともに思考した〈外〉〈零度〉、そして〈真夜中〉などの主題から導かれるものを、身体的かつ言語的に解き明かす試みです。