第一部

Symposium

室伏鴻と苛烈な無為 Vol.2 「真夜中のニジンスキー」へ

Dialogue 01

舞踏のミクロ・ポリティクス──メキシコ、ブラジル、そしてその他の脆弱な地域を横断する

クリスティーン・グライナージョナタン・カウディーヨ

クリスティーン・グライナー│Christine Greiner

サンパウロ・カトリック大学で博士課程終了後、近畿大学、国際日本文化研究センター(日文研)、立教大学、東京大学、ニューヨーク大学などの招聘を受けて研究を行う。2010年よりCNPqのシニア研究員。現在はサンパウロ・カトリック大学身体言語科教授として、同大学東洋研究センターやボディー・リーディングシリーズなど多くのプロジェクトや研究機関のディレクターを務める。

ジョナタン・カウディーヨ│Jonathan Caudillo

メキシコに生まれる。2017年、イベロアメリカーナ大学で哲学の博士号を取得。近年は、芸術と、身体の脱構築との関係について研究。論文に“Thus spoke Ko Murobushi”、“Ritual and Violence in Greek tragedy”、“Law and Desire, in the psychoanalytic knowledge”など。著書にBody, cruelty and difference in dance butoh, a philosophical lookなどがある。現在、国立芸術センターで教鞭をとる傍ら、Hydra Transfilosofía Escénicaでパフォーマーとして活動。